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1996 年度 実績報告書

低磁場MRI装置による新しい脳機能画像の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770756
研究機関京都バストゥール研究所

研究代表者

堀 真人  財団法人ルイ, パストゥール医学研究センター・臨床研究部, 研究員 (80280676)

キーワードFuncktional MRI / 脳機能画像 / 低磁場MRI
研究概要

機能画像は、非侵襲的に脳機能の局在を画像化する方法として有用である。近年、高磁場MRI装置を使用しBold法を用いた脳機能画像は、数多く報告されています。しかし、さらに低い磁場のMRI装置を用いた脳機能画像の報告は少なく、また、低磁場MRI装置においてBold法を用いての脳機能画像の撮像は非常に困難であるとされています。私は、低磁場MRI装置においても可能な侵しい撮像方法の開発を目的に本研究に至った。
一つは、血管内での血流の変化を強調させる目的で主にrephase pluse付のgradient echo法を使用しinflow効果を利用し脳機能画像を得る方法。具体的には、賦活時と安静時の脳断面(賦活法により異なる。)を複数回撮像し複数枚の差分画像を得、重ね合わすことで活性化された部位がより強調された画像を得る。得られた画像を脳表画像や脳血管画像と重ねあわせることで脳機能の局在を画像化する方法である。
もう一つは、2D-time of flight法を用いて脳機能画像を得る方法。具体的には、賦活時と安静時の脳血管画像を複数回撮像し各々の差分画像を得、重ね合わすことで脳機能の局在を画像化する方法である。またtime-intensityカーブを作成することで血流の変化についての情報も得られる。以上が本研究で得られた低磁場MRI装置においても可能な新しい撮像方法である。
後者については、inflow効果を用いても脳機能画像が得られることの証明であり、今後の高磁場MRI装置における脳機能画像の信号機序の究明に大きく影響するものである。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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