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1996 年度 実績報告書

吸入麻酔薬による記憶促進効果とグルタメートレセプター分布に関する遺伝薬理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771200
研究機関香川医科大学

研究代表者

野萱 純子  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (70263902)

キーワードグルタメートレセプター / 記憶 / 吸入麻酔薬 / 海馬 / 大脳皮質 / 遺伝薬理学
研究概要

ddN系、C57BL系の親系統マウスについては、グルタメートレセプター1、2&3、4の免疫組織染色を終了し、目下画像解析を進めている。現在までに判明した点は、(1)海馬CA1領域およびdentate gyrusにおいて、グルタメートレセプター1、2&3の分布密度がddN<C57BLであること、(2)大脳皮質頭頂葉、後頭葉のグルタメートレセプター2&3の分布密度がddN<C57BLであることである。その他の分布部位、線状体、視床下部、脳幹部、脊髄などについてはまだ分析途中である。
交雑世代の交配が予定より遅れたため、F1世代の免疫組織染色は現在進行中である。
親系統マウス間には予想されたようにグルタメートレセプター分布の系統差が存在した。記憶、学習などとの関連の深い海馬に認められた系統差が、両系統間の吸入麻酔薬による記憶修飾効果に関連している可能性があるが、これについては、F1世代の染色結果を加えた遺伝薬理学的解析によって明らかにしうると考えられる。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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