研究概要 |
心筋の内向己整流性K^TチャネルC2Rと、強い内向己整流性を示すK^Tチャネル 2RK2は、非常に異なった電気生理学的性質を示す。その2点は (1)C2R12、GIRK2チャネルとヘテロマルチマ-を形成するが、IRK2は形成しない (2)C2Rホモ&ヘテロマルチマ-は、G蛋白質β_1γ_2サブユニットで活性化されるが、IRK2は活性化されない。である。 この2つの異なる性質の分子的基盤、すなわちG_2RK_2とのヘテロマルチマ-形成に必須の部位,β_1γ_2による活性化をうけるのに必須の部位を同定するために、C2Rと2RK2の種々のキメラを作成し、その電気生理学的性質を調べた。その結果、GIRK2とのヘテロマルチマ-形成には、C2Rのコア領域が必要十分であること、β_1γ_2による活性化には、N端とC端の個胞内領域が十分であることが明らかになった。
|