• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

「無我」の心理学的構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08871018
研究機関早稲田大学

研究代表者

越川 房子  早稲田大学, 文学部, 講師 (80234748)

キーワード無我 / 自己 / 自我 / 瞑想 / エリクソン / アイデンティティ
研究概要

1.「無我」に関わる記述の整理と検討 その1
「無我」の境地を目指すためのテクニックとして瞑想に着目し、東洋と西洋における伝統的瞑想法を12種類取り上げ、その方法、目的、効果、について比較検討した。その際の資料は、禅宗の僧侶をはじめ各派の専門家に構造的面接を行なうことにより収集した。その結果をComparative and Psychological Study on Meditation (Y.Haruki et al.eds.,Eburon)に"An Experiment on Classifications of Meditaion Methods on Procedures,Goals and Effects."と題して発表した。
2.「無我」に関わる記述の整理と検討 その2
「無我」という概念はこれまで宗教の分野で取り上げられることが多かった。臨床心理学的視点からみた宗教について「無我」的側面を含めて検討し、日本性格心理学会第5回大会ラウンドテーブルにおいて報告した。その内容の一部は、教育新聞(1996年10月14日付け)に掲載された。
3.「無我」に関わる記述の整理と検討 その3
禅宗に関する文献を中心に収集し、「無我」に関する記述を抜粋した資料を作成中である。
4.欧米における自己・自我に関する研究の整理と検討 その1
Erikson,E.H.における自我同一性について概観し、『パーソナリティ形成の心理学』(青柳肇・杉山憲司編著、福村出版)の「アイデンティティ」という章にまとめた。
5.欧米における自己・自我に関する研究の整理と検討 その2
1980年以降の心理学関連の雑誌、書籍より、自己・自我に関する文献を検索し、内容のアブストラクトも含めた文献リストを作成した。現在、内容による分類を進めるとともに、自己・自我に関する記述を抜粋した資料を作成中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Fusako KOSHIKAWA: "An Experiment on Classifications of Meditaion Methods on Procedures.Goals and Effects." Comparative and Psychological Study on Meditation(国際シンポジウム紀要). 213-233 (1996)

  • [文献書誌] 青柳肇・杉山憲司編著: "パーソナリティ形成の心理学(分担執筆)" 福村出版, 286 (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi