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1996 年度 実績報告書

オルガン,チェンバロ,ピアノの歴史社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08871041
研究機関新潟大学

研究代表者

松本 彰  新潟大学, 人文学部, 教授 (50165875)

キーワードオルガン / チェンバロ / ピアノ / 鍵盤楽器
研究概要

本年度の研究計画は 1)3年計画になるこの研究全体に関わる基礎的・総合的研究、および 2)チェンバロを中心とする研究であった。CD等の最新の資料を入手するとともに、歴史的資料を各地の図書館等で歴史的資料を収集、またヨーロッパにおいて過去に収集した基礎的資料の整理を行いつつ研究を進めた。できるかぎり研究を公共に発表し、また共同で行う機会をつくるべく努力した。具体的には以下のことを行った。 1)歴史学研究会大会(1996年5月)特設部会において「甦る『歴史における音』」を報告、オリジナル楽器演奏の現代的意味と歴史学研究上の課題を提起した(『歴史学研究』691号に掲載)。 2)楽器博物館(デンマーク、コペンハーゲン)、ヘンデル記念館(ドイツ、ハレ)において歴史的楽器の調査を行った。(8月)。 3)北海道教育大学旭川校助教授市川信一郎氏の集中講義「フォルテピアノの社会史」に協力するとともに、オリジナル楽器演奏の現状について、研究上の意見交換を行った(12月)。 4)雑誌『春秋』に論文「鍵盤楽器の社会史のためのノート」掲載を開始、研究の基礎的問題点について、発表していくこととした(掲載は4月号から)。 5)洗足学園大学講師岡田龍之介氏のチェンバロ教室に参加、レッスンを受け、チェンバロについて理解を深めるとともに、チェンバロの社会史的意味について、岡田氏の教示を受けた。3月にはチェンバロ演奏を発表予定。6)国立音楽大学講師神戸諭樹美氏に「古楽復興とドイツ青年運動」について助言、氏のヴェンツインガー追悼論文(読売新聞,『アントレ』掲載)に協力した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 松本彰: "よみがえる「歴史における音」" 歴史学研究. 691. 67-68 (1996)

  • [文献書誌] 松本彰: "鍵盤楽器の社会史のためのノート-その1.ヨーロッパ文化と鍵盤楽器" 春秋. 387. (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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