1 マルチメディアを利用した外国語教育を既に実践している他大学の状況を調査・見学するため、豊橋技術科学大学、大阪大学言語文化部及び成蹊大学のマルチメディア外国語教育環境を視察し、当該大学の外国語担当教官と意見交換を行なった。 2 西日本独文学会教育部会研究発表会、Goethe-Institut Kansai主催のシンポジウム"MEDAK'96"などコンピューターやインターネットを利用した外国語教育をテーマにした研究会に参加し、他大学の研究者と広く意見交換と討議を行なった。 3 既存のドイツ語CAI教材(主に米国製)を数種類購入し、独自教材開発に役立てるために各教材の長所及び問題点を分析した。 4 パーソナルコンピューター、カラースキャナー等の現有設備に加えて、今回の科研費で購入したデジタルスチルカメラ、各種のオーサリングソフトウエアを用いてドイツ語のマルチメディア・プレゼンテーションのための教材を試作した。本年度の授業では、試作した教材を使うことはできなかったが、来年度のドイツ語の授業でこの教材を試用しながら、効果の検証と問題点の検討を行ない、改良を加えていく予定である。
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