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1996 年度 実績報告書

「契約紛争解決過程における交渉と合意」の役割の解釈論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08872005
研究機関九州大学

研究代表者

和田 仁孝  九州大学, 法学部, 教授 (80183127)

キーワード契約 / 交渉 / フランチャイズ / 紛争 / 紛争処理 / 裁判
研究概要

本年度は理論的側面及び実態分析的側面に関し、次のような研究を行った。
1.理論的探究
アメリカにおける様々な新たな契約過程理解の視角、たとえば法と経済分析、Law & Societyアプローチ、交渉理論などについて資料を収集し、検討を加えた。とりわけ、従来の規範論的な契約理論を超えて、現実動態の説明及び実効性のある規整に結びつくようなヒントの摂取に努めた。
2.実態分析的側面
2-1 フランチャイズ契約に関し、フランチャイザーとサブ・フランチャイザーの契約解除をめぐる紛争(鹿児島ほかほか亭事件)の調査を行った。当事者、弁護士、関係者へのインタヴューを中心に行ったが、現在も継続中である。
2-2 PL、ADRに持ちこまれた事案(多くはPL事案でない)のうち、契約過程に関わるものにつきデータを収集した。
3.今後
次年度以降、これらのデータ収集を継続するとともに理論とのつき合わせにより、契約過程への新たなパースペクティブを得ることが可能と思われる。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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