研究概要 |
本年度は、研究申請書の計画・方法にしたがって,主にキャンパスにおけるCSCWを念頭においた下記のモバイル実証実験を行ない報告書を作成した.それぞれの報告書は以下のURLにおいて公開している.http://www.ritsumei.ac.jp/kic/^〜ps167946/hsemi/ 1)移動支援(共同施設等の利用者の移動を支援するための情報) 立命館大学内の食堂・オープンパソコンルームの混雑上をPHS+携帯型パソコン+ホワイトボードという仮想モバイル環境で移動中の学生に提供し,その情報提供の効果を測定する実験(1996年6月21日〜25日)を実施した. 2)情報活用・コミュニケーション支援(多様な学生活動に活用できる情報提供) 1996年10月より,(株)松下電器と(株)関西アステルの協力を得て,PHS内蔵型の携帯情報端末の試作機(ピノキオE型)50台を利用した実験環境を構築した.この実験機は,外部サーバーを経由して無線で現行の学内有線ネットワーク(ATSON)上に設置される会議室や掲示板を利用するだけでなく,直接emailやインクメールを送受信できるため,様々な学生活動をモデル化したサブ実験チームにわかれたCSCW実験をおこなった(1996年10月30日〜1997年2月20日).1997年1月からは実験機を製品版(P型)に切り替えて,大講義の双方向システムなどを含む新しいフェーズの実験を開始している. 以上
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