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1996 年度 実績報告書

ブラックホール連星系の進化と銀河中心の活動性の関連

研究課題

研究課題/領域番号 08874014
研究機関北海道大学

研究代表者

和田 桂一  北海道大学, 情報処理教育センター, 助手 (30261358)

研究分担者 羽部 朝男  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90180926)
キーワード銀河 / ブラックホール / 爆発的星生成 / AGN / シミュレーション / SPH / ガスダイナミクス
研究概要

本年度は,ブラックホール連星系と自己重力ガスディスクの相互作用についてのシミュレーションを行い、
1.ブラックホール連星系は、銀河中心での爆発的星生成の新しいメカニズムとなりうること
secoundaryブラックホールの質量の違いで、爆発的星生成のタイプが異なること
この違いは、系外銀河の中心付近のスターバースト領域、及びポストスターバースト領域についてのハッブルスペーステレスコープなどによる最新の高分解能観測結果と矛盾していないこと
を示した。これらについては、Taniguchi, Wada(1996)に発表した。
また、重力多体計算専用計算機GRAPEを導入し、これと高速のワークステ-ョンを用いた自己重力流体3次元計算コードの開発を行った。さらに、国立天文台のベクトルパラレルスーパーコンピュータ上で、ブラックホール連星系と自己重力ガスディスクの相互作用のシュミレーションを高速に行うための計算コードの開発、ベクトル化、並列化を行った。これらの計算コードを用いて、今後さらに
1.ガスの存在によってブラックホール連星系の進化過程がどう影響されるか
2.AGN形成にブラックホール連星系はどういう役割を演じるか
について調べる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y. Taniguchi: "The nuclear starburst driven by a supermassive black hole binary" Astrophysical Journal. 469. 581-588 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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