研究課題/領域番号 |
08874015
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
吉澤 正則 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助教授 (20126197)
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研究分担者 |
西川 淳 国立天文台, 大型光学赤外線望遠鏡計画推進部, 助手 (70280568)
福島 登志夫 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助教授 (70231735)
佐藤 弘一 国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (80000173)
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キーワード | 光赤外線干渉計 / 基線安定性 / 光学アンカー |
研究概要 |
本研究の目的は、光赤外線干渉計(MIRA)の基線安定性を確保するためのレーザー測長計基線監視システムの方式、特に超精密安定な光学標的としての光学アンカーの機能を確保する方策を探るものである。最終的には0.1ミクロンの精度で基線変化の監視ができる性能を狙っている。 本年度は次のような研究項目を実施した。 1.MIRA-IIの基本設計 MIRA-IIは基線長100m規模の実証型光赤外線干渉計で、その要素鏡の配置と各基線、遅延線の構成など、今回の研究成果を応用する対象である干渉計の概要を検討した。(発表論文参照) 2.レーザー測長計の購入 基線長測定機器であるレーザー測長計を1軸増設し、光学定盤上の光学標的を用いて高速の読みだしが可能な環境を整備した。これを用いて移動物体の測距などの室内実験を行った。 3.光学標的の設置方式の検討 光学標的としてコーナーキューブを用いる方法と、球面ミラーを用いる方法とを検討した。球面ミラー方式については、試作ミラーの製作に取り掛かっている。 4.この他、今回の研究に密接に関連するものとして、要素鏡(サイデロスタット)の中心の移動を3次元的に測定することのできる4軸レーザー測距装置の製作を開始した。
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