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1996 年度 実績報告書

ナノスケールワールドへの新しいエキゾチック・プラズマの探索研究

研究課題

研究課題/領域番号 08874038
研究機関東京大学

研究代表者

寺嶋 和夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (30176911)

キーワードマイクロ・プラズマ / ナノスケール・プラズマ / マルチプローブ / プラズマ環境STM / 微小ラングミュアープローブ法 / 超高密度プラズマ
研究概要

(1)マイクロ/ナノスケールワールドのプラズマ発生装置の試作
『マイクロ/ナノスケール放電プラズマ発生装置』の試作を行い、μmからnmオーダーの精密制御された電極間-"ナノスケール/マイクロスケール(メゾスコピック)空間"-で、放電プラズマの発生に成功した。本装置は、電極間距離制御の移動機構には、ピエゾモーターを試作・利用し、また、その電極間距離の測定・制御には、STM仕様のピエゾアクチュエーター(μmからnmオーダー)および、容量式位置センサー(μmからサブμmオーダー)が用いられており、以上のメインパートは高圧容器内(最大圧力100気圧)に収められている(高圧チャンバー)。得られた、各種、微小スケールプラズマについて、プローブ診断法による、プラズマ診断の初期実験を行い、「低温高密度(10^<13>個/cc)プラズマ」といった、これらのプラズマの特異的な物性を明らかにした。
(2)マイクロ/ナノスケールワールドプラズマ電極用マルチプローブの試作
上記微小プラズマ発生電極/診断プローブを目指した、ナノプラズマ用マルチプローブの試作を試みた。光学顕微鏡下での絶縁膜ウエットコーティング法により,数μm程度の大きさの電極用プローブの作製に成功した。
(3)プラズマ環境STMの開発
ナノプラズマの診断方法として、プラズマ環境STMを提案し、その試作に着手した。計測系,真空系などは完成し,そのプラズマ下での動作確認まで行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kazuo Terashima ら: "Development of a mesoscale/nanoscale plasma generator" Thin Solid Films. 281-282. 634-636 (1996)

  • [文献書誌] Kazuo Terashima ら: "Scanning tunneling microscopy of epitaxial Y_1Ba_2Cu_3O_<7-x> films prepared by plasma flash evaporation" Journal of Applied Physics. 81・3. 1222-1226 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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