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1996 年度 実績報告書

ポーラス金属合金の創製と構造・機能材料への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08875138
研究機関大阪大学

研究代表者

中嶋 英雄  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (30134042)

研究分担者 シュプレンゲル ウォルフ  大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (70250636)
キーワードポーラス金属 / 一方向性凝固 / 共晶反応 / 水素
研究概要

本研究は、既存の材料物性を維持したポーラス化を行うことによって材料の軽量化を図り、従来の金属合金の用途を大幅に拡大しようとするものである。さらに、透過性(percolative)なポーラス金属合金材料を創製することによりポーラスを機能的に活用した防振材料、吸音材料、フィルターなどへの応用を開拓しようとするものである。本研究の具体的な目的は、金属合金のポーラス化製法の基本原理を実験的・理論的に発見・解明し確立することであり、さらには、高強度のポーラス金属合金を創製し、そのポーラス金属合金の応用の探索を行うことである。本年度は高圧酸素下での銀の一方向性凝固を行い,ポーラス銀の作製に成功した。ポアサイズは100ミクロンメートル程度でポロシティは50%程度であった。これらの経験に基ずいて現在ポーラス金属合金作製高周波溶解装置を作製中である。平成9年度からこの装置を用いて鉄-水素系共晶反応を利用した一方向性凝固により,ポーラス鉄の作製を目指す。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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