渇水の発現過程は、少雨量に一義的な要因がある。数十年間の各月の降雨量に基づいた「期間降水量」の発現解析によって、雨量のDepth-Duration関係を統計的に明らかにし、渇水の生起予測(難易)を行う。将来の任意の期間に必要な供給貯水量を「設計降水量(水位)」と定義し、この基準値を満たす為に必要な期間降水量の生起率によって、渇水発現の可能性を推測することができる。 このように、降雨履歴に基づいた「期間降水量」の手法を、過去の"福岡渇水"に適用した。その結果、この手法によって渇水発現の可能性を事前に指摘でき、その対策が可能であることがわかった。
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