研究概要 |
1,科内WWWサーバ運用 学会症例報告などから、神経内科疾患の典型症例の抽出を行った。これら典型症例データのデジタル化およびHTML化を行い、WWWサーバデータ転送して医学部や附属病院の端末からのデータ参照を可能とし、主に神経内科の研修医の初期研究教材として利用した。 2,医学部および附属病院の情報化のためのシステム管理と啓蒙活動 北海道大学創基120周年記念事業の一環として、医学部および医学部附属病院も部局として公式ホームページを作成・公開することとなった。しかし、学部や附属病院には部局公式サーバがなかったので、われわれが、本研究のために運営していたサーバ上に、医学部と附属病院の85部署が一斉かつ組織的にホームページを作成した。各部署担当者による実務組織を構築し、担当者間の連絡手段としてメーリングリストを作成して利用方法の啓蒙を行った。HTMLデータの作成とそのデータのサーバへの転送方法についての啓蒙活動などを85部署に対して繰り返し行って、医学部と附属病院に属する全部署の公式ホームページ群を作成した。現在ホームページ開設後5カ月を経過したが、これらのホームページ群の中には、学生教育の教材、科内の症例報告データ集、基礎研究等で用いる文献や遺伝子などのデータベースへのアクセスツール、臨床用薬剤情報データ検索システムなどがすでに作成されて、内容がしだいに充実してきている。いまや本研究で運営していたメールサーバおよびWWWサーバは、われわれの研究の目的や対象を大きく超えて、北大医学部および附属病院全体のネットワーク利用の中心的存在となっている。したがって将来的にも、教育研究基盤のより一層の充実に貢献できるのではないかと期待される。
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