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1996 年度 実績報告書

外科的免疫能低下状態での成長ホルモンとインスリン様成長因子Iの免疫賦活作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08877185
研究機関東京大学

研究代表者

齋藤 英昭  東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30134555)

研究分担者 古川 聡  東京大学, 医学部・附属病院, 医員
韓 一秀  東京大学, 医学部・附属病院, 医員
深柄 和彦  東京大学, 医学部・附属病院, 医員 (70323590)
井上 知巳  東京大学, 医学部・附属病院, 医員
稲葉 毅  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80272582)
キーワード成長ホルモン / インスリン様成長因子-1 / 免疫能 / 外科侵襲 / サイトカイン / オプソニンレセプター / 糸症細胞 / 好中球
研究概要

本研究は、高齢や糖尿病、肝硬変などにおける免疫低下状態の病態生理をGH及びIGF-1との関連で解明し、これらの病態におけるGH及びIGF-1の免疫能改善効果を検討することを目的とする。本年度は、以下のような研究実績を得た。
1、マウスにGH(4.8mg/kg/日)・IGF-I(24mg/kg/日)・生食を6日間皮下注後、致死量のE.coliを腹腔内投与し、腹腔炎惹起4,6時間後の腹腔内浸出細胞(PEC)数、腹腔洗浄液(PLF)・肝生菌数を検索した。またPLF及び血中TNF・IL-1・IL-6濃度を測定した。GH・IGF-I投与はPECの浸出・殺菌能に重要なPLF中サイトカイン濃度には影響せず、PEC数を増加し、PLF・肝生菌数を減少させた。
2、GH)及びIGF-Iのヒト好中球殺菌能増強効果の機序を解明するため、両ホルモンの貪食能と殺菌物質Reactive Oxygen Intermediate産生への効果を検討した。また貪食能増強作用のオプソニンレセプターCD11b依存性も検討した。その結果、GH・IGF-Iはヒト好中球殺の貪食能やROI産生を増強した。この貪食能増強作用はCD11b依存性であった。
3、GH及びIGF-I前処理のヒト好中球opsonin receptor CD11b(iC3b receptor)・CD35(C3b receptor)・CD16(IgG Fc receptor III)発現に及ぼす効果を検討した。IGF-Iはヒト好中球のPMA刺激によるCD11b・CD35発現を増強したが、CD16発現は増強しなかった。一方、GHは上記3種のopsonin receptor発現に影響を与えなかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Saito, H.et al: "Growth browere and the wuereerespinse to bcecfaerl tufedirn" Horun Research. 45. 50-54 (1996)

  • [文献書誌] Saito, H.et al: "Ivewerno enrance via grawth biowere trestuart" Cltn.Pedidl V.Cendocirual. 5(suppl). 17-21 (1996)

  • [文献書誌] Inoue, T.Saito et al: "Grotwh lowere and fusulin-liue crowthfcectl augmets sule rclia colt-Kilug doliet of ceptis" Shoule. 6. 345-350 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2017-03-29  

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