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1997 年度 実績報告書

肝癌細胞へのSuicide gene導入による原発性肝癌の治療

研究課題

研究課題/領域番号 08877205
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

柳沢 暁  東京慈恵会医科大学, 医学部・外科学講座第2, 講師 (80200533)

研究分担者 稲垣 芳則  東京慈恵会医科大学, 医学部・外科学講座第2, 講師 (40138714)
岡本 友好  東京慈恵会医科大学, 医学部・外科学講座第2, 講師 (00246381)
キーワード原発性肝癌 / Suicide gene / アデノウイルス
研究概要

1)In-vitroにおける分離ラット肝細胞へのthimidine kinase-adenovirusの感染とganciclovirの投与
分離ラット肝細胞へthimidine kinase-adenovirusを感染させ,PCRにて感染高率を検索したが,Lac-Z-adenovirusの感染高率(約95%)とほぼ同程度の遺伝子発現が認められた.Hygromycin resistance geneの同時導入にてselectionを行った後,ganciclovirの投与を行いganciclovirの投与濃度と投与後生存肝細胞数に負の相関を認めた.
2)正常肝細胞へのthimidine kinase-adenovirusの感染とganciclovirの投与
In-viroにて得られた結果をもとに無血的肝灌流法にてthimidine kinase遺伝子を肝細胞に導入後,ganciclovirを腹腔内投与し,肝逸脱酵素,病理組織所見を検索したがthimidine kinaseとganciclovirの自殺遺伝子システムはin-vivoでは機能していなかった.
3)リピオドール加培地によるadenovirusの肝細胞への感染高率
Lac-Z-adenovirusをヒトHep2細胞にリピオドール投与下に感染させたところ,投与なしの状態の約60%しか感染高率が得られなかった.
4)今後の課題
1-In-vivoにおけるthimidine kinaseとganciclovirの自殺遺伝子システム,とくにganciclovirの投与方法,濃度の再検討.
2-リピオドール加培地によるadenovirusの肝細胞への感染高率,とくにリピオドールとadenovirusの生物学的interactionの検討

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡本 友好: "組み替えアデノウイルスによる肝細胞への遺伝子導入における投与法に関する基礎的研究" 日本外科学会誌. 98. 656 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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