研究概要 |
1、マイクロサージェリー法でRodent Discor dant Xeno Cardiac Transplantation model(Guinea pig heart to Wistar rat)を用い、in vivo臓器移植での検討を行っている、現在、申請購入したフリームービング装置を用い無麻酔下での血液生化学的パラメーター及び生理学的解析を長時間に渡り行うモデルを確立しようとしている。しかし、手技上の問題点を全て解決できておらず現在も改善すべく研究努力を続けている。 2、並行して、移植後時間経過と共に移植心を摘出する実験群において、病理形態学的検討を行っている。特に移植早期では血管内皮細胞障害の状態を透過電子顕微鏡、走査電子顕微鏡で観察している。また超急性拒絶反応を超えた時期での細胞生免疫反応の形態学的観察研究を行っており、6時間以上の生着を得られた移植心(麻酔下急性実験モデル)では、浸潤細胞の解析を申請・購入したモノクローナル抗体(OX1;anti-common leucocyto antigen,HIS36;anti-macrophage antigen,OX8;anti-rat NKcell antigen,OX33;anti-rat Bcell antigen,OX52;anti-rat pan-Tcell antigen)を用いて組織免疫染色法を行っている。未だ、解析データーの発表までには至っていないが、興味ある結果が認められはじめ、これら病理形態学観察成果は、近日、学会等での発表を計画している。
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