平成8年度では胎生8〜11日chick embryosより採取した1)知覚神経節、2)交感神経節、3)脊髄をトリプシン処理の後、神経細胞を単離し、それぞれをラミニンで表層をコートした基質の上でDarbeco's Modified Eagle Medium(DMEM)+10%fetal bovine serum(FBS)培地にてCO_2 incubator下に培養を行っている。培養24時間後のそれぞれの神経細胞からのびた神経突起と他の細胞体との結合状態を4%glutaraldehyde+4%paraformaldehydeにて固定、osmium酸で重固定の後、エポン包埋し電子顕微鏡下に観察するとともに、知覚神経と自律神経、知覚神経と交感神経、交感神経と運動神経の結合についても観察し、現在組織像を解析・検討中である。 また、微小電極を用いた神経間の電気生理学的結合についてはその手技を習熟中である。
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