研究課題/領域番号 |
08877359
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
新道 幸恵 神戸大学, 医学部, 教授 (30162796)
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研究分担者 |
高田 昌代 神戸大学, 医学部, 講師 (50273793)
吉田 正樹 神戸大学, 工学部, 助教授 (30174949)
大野 隆 神戸大学, 農学部, 助教授 (60169026)
矢田 真美子 神戸大学, 医学部, 助教授 (10239783)
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キーワード | CAI / マルチメディア / 助産診断 |
研究概要 |
1.研究目的:大学教育課程における助産婦国家試験受験コースの「助産診断」の教授学習教材として、文字、写真、動画、音等を組み込んだインターネット上で使用可能なマルチメディア教材を作成する。 2.研究方法:「助産診断」の教授内容に関する教育目標、教育内容、教育方法を分析する一方で、実践場面におけるベテランの助産婦の診断過程に関連する要素の分析を行い、CAI教材のフローチャートの作成後、シナリオを構成し、それに必要な文字、写真、絵、動画(VTR)の収集及び作成を行う。 3.研究経過:1)教育目標・内容、教育方法の明確化;「助産診断」とは、分娩を経験している産婦・胎児及びその家族が、安全で、安楽で、満足のいく経験が出来ることを目標に、助産婦としての専門的なケアの展開に基本的な臨床判断である。それには、分娩や育児に対する産婦、胎児、家族の心身社会的反応を観察し、分析することが出来ることが重要である。従って、「助産診断」の能力の育成には、身体的反応(分娩の3要素、及び、産婦の全身状態)、心理的反応(苦痛、不安、満足、自己概念、母性性)社会的反応(家族の反応、本人の親・家族の役割認知・期待他)に関する知識、それらの反応を読みとる観察及び診察技術・態度、の教育が重要である。2)フローチャートの作成とシナリオの作成;前述の教育目標・内容の学習には、リアルな映像を組み込んだイメージトレーニングと反復学習が効果をあげることが推測される。そこで、前述の教育内容を、教授・学習のシークエンス、教育内容毎の教材としての文字、写真、絵、動画(VTR)等の組み込みを考慮したフローチャートを作成した。現在、そのシナルオの作成中である。この段階で、文字、写真、動画、音等をコンピューターにスキャナー、ビデオキャプチャーを使用してテスト入力を行った。3)今後の課題;フィロ-チャート及びシナリオにそって、教育内容・教材をコンピューターに入力し、CAIソフトを完成させる。
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