研究課題
平成8年度に行った文献レビュー、概念枠組みにより調査項目、調査方法を決定し、山梨県内の過去5年間(平成5年1月1日から平成9年12月31日までにおける幼児虐待の疑いと発生状況の実態と母親の育児不安についての調査を行った。1 調査項目および内容(1)育児における不安や困難についての実態育児に対して困っている事、対処方法、現在の子どもの発達の様子その子どもの妊娠、出産、家庭の状況等。(2)医療処置を要した幼児虐待の実態(3)子どもの虐待を把握した時期、虐待の内容、被虐胎児の転機等幼児虐待と考えられる幼児虐待の実態子どもの虐待を把握した時期、虐待と診断した時の子どもの状況、症状、子どもの家族の状況、虐待者、虐待の要因、子どもに対する援助の状況、被虐待児の転機等2 調査対象者・協力者山梨県の保育園、幼稚園に通園している幼児の母親(調査対象者)、県内医師、保健所保健婦、市町村保健婦、福祉関係者3 調査期間:平成10年2月1日〜3月20日4 回収状況(3月19日現在)保育園、幼稚園に通園している幼児の母親:3447人中1414人回収医師:75人中3人。保健所保健婦、市町村保健婦、福祉関係者:290人中116人。5 発生状況:保健婦関係調査で27件。