研究課題/領域番号 |
08878026
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研究機関 | 秋田公立美術工芸短期大学 |
研究代表者 |
天貝 義教 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 助教授 (30279533)
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研究分担者 |
佐藤 博晴 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 講師 (40235388)
坂田 勝亮 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 助教授 (40205745)
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キーワード | コンピュータ / ネットワーク / マルチメディア / インターネット / 一般教育 |
研究概要 |
本年度は4月より7月までの期間に、天貝・佐藤両研究室に、マッキントッシュ端末機を整備し、両研究室を結ぶネットワークを構築した。7月以降このネットワーク上で、クイックタイムコンファレンシング・キットを使ったいわゆるテレビ会議形式による授業形態の模擬的試行を継続的に行った。また同時に市販されている英語および美学・美術史関連のCD-ROM教材を収集し、さらにインターネット上のWWWサイトから、音声、静止画像、動画像などの学習用資料を収集した。 9月以降英語担当佐藤がCD-ROM形式の教材を中心に批判検討を行い、マルチメディアを使用した学習については、リスニングならびにリーディングの個別学習に関して従来のLL学習と同等以上の有効性が認められるとの結論を得られた。また美学・美術史担当の天貝は、ネットワークを利用したテレビ会議形式を中心に学習形態の分析を行い、その結果、使用したアプリケーションの機能にかなりの制限があることを現段階においては否定できないものの、クイックタイムコンファレンシング・キットに備わる「共有ウインドウ」機能を用いることによって、従来の視聴覚メディアを利用した学習では実現できなかったブレーン・ストーミング形式の授業が可能になるとの認識を得た。「共有ウインドウ」機能では、ウインドウ上で参加者(クリックタイムコンファレンシング・キットでは8名まで可能)全員のテキスト入力が可能であり、一つの問題に関して参加者全員の意見が一覧でき、新しい共同作業の可能性が見られるのである。本年度は、この共同作業による授業形態を「ラウンドテーブル」型授業と仮に名付け、その標準形態とともにこの形態に対応した学習教材の基本形式を探るにとどまった。
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