研究課題/領域番号 |
08878026
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研究機関 | 秋田公立美術工芸短期大学 |
研究代表者 |
天貝 義教 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 助教授 (30279533)
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研究分担者 |
佐藤 博晴 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 講師 (40235388)
坂田 勝亮 秋田公立美術工芸短期大学, 産業デザイン学科, 助教授 (40205745)
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キーワード | コンピュータ / ネットワーク / マルチメディア / インターネット / 一般教育 |
研究概要 |
本年度は4月より7月にかけて、昨年度の試行的実験を踏まえながら、天貝が主として、いわゆる「共有ウィンドウ」を使用したテレビ会議システムを利用し、研究室段階でマルチメディア化された模擬的授業を佐藤と行い、佐藤が、主として本短期大学の学生に対して、従来型のLL形式の授業とCD-LOMによるマルチメディアを利用したCALLの授業を個別並びに一斉授業の形式で行い、それぞれの分野に関わる関連データを収集した。天貝の実験的授業では、本学のコンピュータ設備のハードウェアが、現時点において完全にマルチメディアに対応しておらず、また天貝の提案する「共有ウィンドウによって特徴づけられたテレビ会議システムを利用したラウンドテーブル型授業」を実現するものとして取り上げたソフトウェアもきわめて小規模な参加者しか処理できず、本学の現状における一般教育の受講全員を処理するものとはなっていないことが明確になり、それゆえ本年度に予定していた学期を通してのマルチメディア化された一般教育の授業を行うことができなかったため、天貝の提案する「ラウンドテーブル型授業」に関しては、提案の域にとどまることとなった。 8月から平成10年3月にかけては、天貝、佐藤によるマルチメディアを利用した実験的授業から得られたデータの分析・議論を坂田を含めた3人によって行い、天貝が、一般的な人文科学系の授業を念頭におきながら、「共有ウィンドウ」機能によって特徴づけられたテレビ会議システムによる授業に関わる教材とその利用法に関してきわめて基礎的な形態についての考察をまとめ、また佐藤が、マルチメディアを利用した一般教育としての英語教育の有効性について学習者要因からの検証結果をまとめた。
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