(1)本補助金により手指情報の入力可能な設備を整備。 手位置情報を計算機に取り込む為に、基本的ハードウェアとして磁気センサによるものを取得、パーソナルコンピュータと組み合わせ、その上にデータ収集のためのソフトウェアの整備を行った。 (2)自然な対話手話データの予備的収集。 既設の画像処理設備(自然物理解研究用)を活用し、顔表情情報など(非手指情報)について、実際の聴覚障害者などによる手話の抑揚情報を収録した。 (3)手話の抑揚情報抽出手法の予備検討。 (2)で集めたデータを用い、手指の動きの大きさや速度、顎、目、口などの動きを検出する手法と、手話文の構造や対話状況におけるこれらの動きを観察する手法の検討を開始した。将来パソコンなどを用いて広く利用できるように、従来の画像処理に基づく方法とは異なる、出来るだけ処理の軽い方法を検討している。
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