| 研究課題/領域番号 |
08878058
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
井上 紘一 京都大学, 工学研究科, 教授 (70026079)
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| 研究分担者 |
中西 弘明 京都大学, 工学研究科, 助手 (50283635)
幸田 武久 京都大学, 工学研究科, 助教授 (60205333)
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| キーワード | セキュリティ / 多重カットセット / センサの最適配置 / 警備員の最適配置 / 遺伝的アルゴリズム / セキュリティ工学 / システムアプローチ |
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| 研究概要 |
社会システム工学の重要な一分野であるセキュリティ工学分野にシステム工学的あるいは数理工学的な接近法の導入をはかり、いわば「セキュリティ・システム工学」ともいうべき応用分野を確立することを目標として、本研究ではセンサあるいは警備員の、より現実的な条件を加味した適用範囲の広い最適配置問題の構築と、高速かつ複雑なシステムに適用可能な解法アルゴリズムの追求を目的としている。研究実施初年度である本年度は、セキュリティ・センサあるいは警備員の最適配置に直接関連する「多重カットセット」を与えられたグラフから求めるための全く原理の異なる新しいアルゴリズムの開発に焦点を合わせて研究を進めた。対象となる手法としてニューラルネットワークを用いる手法および遺伝的アルゴリズムの適用について検討を行った結果、まず最初に可能性の高いと思われる遺伝的アルゴリズムの適用について更に深く検討した。その結果「多重カットセット」を求めるアルゴリズムとして遺伝的アルゴリズムを適用することが可能であることが判明し、実際に小規模な例に対して「多重カットセット」を求めることが出来た。ただし、本アルゴリズムはまだ計算の効率は高くなく、従来研究代表者らが開発してきた確定論的アルゴリズムに及ばないが、適用方法の改良、アルゴリズムのチューニングなどを行えば、大規模システムに適用可能なアルゴリズムとなると信ずる。
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