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2009 年度 実績報告書

1930年代後半におけるイギリス外交への日本の対応

研究課題

研究課題/領域番号 08F08009
研究機関東京大学

研究代表者

酒井 哲哉  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授

研究分担者 KIM Seung Young  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 外国人特別研究員
キーワード日英関係史 / 日本外交史 / 幣原喜重郎 / 広田弘毅 / 松岡洋右 / 外交官 / 戦間期
研究概要

平成21年度においては、KIM教授は、研究主題である1930年代の日英関係史研究を遂行し、とりわけ戦間期日本における主要外交官の比較研究を行った。具体的には、幣原喜重郎・広田弘毅・松岡洋右などに焦点をあてて、現在の日本学界における最先端の研究をフォローし、また日本外交文書など一次史料を蒐集しつつ、日本の学界・資料状況を踏まえた研究を行った。またこれらの研究は、歴史研究であるが、同時に国際関係論研究としても一定の意義を持ち得るように、ニコルソン、リップマン、アレグサンダージョージ、ゴードン・クレーグなど、古典的ないし現代のリアリスト達による外交官研究をたえず参照し、本研究の理論的位置づけを明確化するように努めた。これらの成果は、本年度は雑誌論文のような形で公刊はなされなかったが、次頁の表が示すように、日本・イギリス・アメリカの学会やワークショップでその概要は報告し、一定の成果報告をなし得たものと考えている。
さらに本研究を遂行していく過程で、KIM教授は、日本における日本外交史研究の先端的研究成果をより広い形で英語圏の学界に還元する必要を痛感し、より長期的なタイムスパンをもった日本外交史ないし東北アジア国際関係史の通史を英語圏で執筆・出版するべく作業を行った。これらについては、草稿はほぼ完成し、出版に関して技術的な交渉のみが残された課題となっている。
上記のように本年度においては当初予期した以上の成果を上げることができた。この間、研究代表者の酒井は研究分担者のKIM教授と定期的に面談し、意見交換をすることで、日・英・米・韓の視点を織り込んだ成果を収めることが出来た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Interwar Japanese Diplomacy in light of Classical Realism2009

    • 著者名/発表者名
      KIM, Seung Young
    • 学会等名
      English School and World History Conference(invited presentation)
    • 発表場所
      Jujin University, China
    • 年月日
      2009-09-16
  • [学会発表] Vision and Practice in Interwar Japanese Diplomacy2009

    • 著者名/発表者名
      KIM, Seung Young
    • 学会等名
      British Internationa1 Mistory Group
    • 発表場所
      University of Salford, UK
    • 年月日
      2009-09-05
  • [学会発表] Japanese Perception of Britain and the United States in the Interwar Era2009

    • 著者名/発表者名
      KIM, Seung Young
    • 学会等名
      Society for Historians of American Foreign Relations, Annual Conference
    • 発表場所
      Falls Church, Virginia,,USA
    • 年月日
      2009-06-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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