今年度は、以後の研究の準備段階として、代表者と分担者の間で定期的にセミナー形式の討議・打ち合わせをおこない、余接写像の性質についてより深い理解を得るよう努力した。また共同研究者が国内研究者との交流体制を築き、高次元の理論に向けたより広い視野を身につけることができるように、東京大学で開催された代数幾何学の国際シンポジウムやセミナーにはすべて参加させたほか、同人を京都大学に2回派遣して、塩田徹治氏などの専門家との研究連絡にあたらせた。 研究環境を整えるために、デスクトップとラップトップコンピュータ、数値実験を行うためのソフトウエア(Mapleほか)、研究文献、日本語電子辞書など、ごく基本的な物品を購入した。
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