研究概要 |
当研究室で構築されたハイスループットRNAiベクターpSilent-Duall(pSD1)を用いて、対象遺伝子のRNAiコンストラクトの構築とそれによるノックダウンいもち病菌株の作製を中心に行った。これまでにHP1,HP1-h1,Mre11,Ku70,Ku80,Rad51,Rad52,Rad57,HDA1,HOS1,HOS2,HOS4などのサイレンシングコンストラクトを作成し、そのノックダウン株を確立した。これまで明瞭な表現形を示しているのは、Ku70おおびMre11の変異体のみであるが、詳細な表現形の調査は来年度以降に行う予定である。また、他の30個ほどの遺伝子に対するサイレンシングコンストラクトも作成中であり、順次、いもち病菌に導入し、遺伝子発現を確認し、ノックダウン株を作成していく予定である。特別研究員の採用が10月からであり、また予算の使用開始が12月であるため、現状ではこういう状態である。
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