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2009 年度 実績報告書

植物細胞の大きさ及び核相を改変する低分子化合物の単離

研究課題

研究課題/領域番号 08F08511
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

杉本 慶子  独立行政法人理化学研究所, 細胞機能研究ユニット, ユニットリーダー

研究分担者 SCHNEIDER Katja  独立行政法人理化学研究所, 細胞機能研究ユニット, 外国人特別研究員
キーワード細胞サイズ / 倍数性 / シロイナズナ / ケミカルジェネティックス
研究概要

植物細胞の体積は酵母や動物細胞と同様に細胞分裂間期に倍加するだけでなく、分裂終了後に大幅に増大する。何が細胞の最終的な大きさを決定するかという問題は基礎、応用研究上非常に重要であるが、そのメカニズムはほとんど分かっていない。核内倍加(endoreduplication)は染色体DNAが細胞分裂を経ることなく複製する現象であるが、その結果生ずる倍加した核相(ploidy)と細胞の大きさの間に正の相関が見られることが知られている。本研究ではケミカルジェネティックススクリーニングによって細胞の大きさ、核相を改変する低分子化合物を単離し、それらの標的タンパク質を同定することによって、植物細胞の大きさを決定する分子機構の解明を目指している。今年度は昨年度から行っているケミカルジェネティックススクリーニングを終了させた。またこれらの一次スクリーニングから単離された低分子化合物についてさらに詳細な解析を行った。特に2次スクリーニングとして長日条件で生育したシロイナズナの植物体に対するこれらの低分子化合物の影響を調べた。暗黒下で生育したシロイナズナを用いた一次スクリーニングと同様に、2次スクリーニングにおいてもフローサイトメトリーによって核相への影響を測定し、核内倍加に異常を起こす低分子化合物を約20個獲得した。これらの低分子化合物について構造的な特徴や判明している作用の特徴を調べ、オーキシンやブラシノステロイド等の植物ホルモンが核内倍加制御に関与する可能性を検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] PIZZA : A new player in the brassinosteroid metabolism?2010

    • 著者名/発表者名
      Schneider Katja
    • 学会等名
      第51回 日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      熊本大学 黒髪北キャンパス(熊本市)
    • 年月日
      2010-03-21

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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