研究概要 |
平成20年度の後半の半年間は2年間の特別研究員としての初めの準備期間として相互の今までの研究成果を詳しく情報交換し、特にタイル張りの境界の記述について研究をおこなうことになった。タイル張りの境界の記述には歴史的にさまざまな方法が知られているが相互関係は明白とは言えない。とくに代数的な方法であるKataiらの方法と解析的な方法であるGroechenig-Haasの方法の比較が重要であるということになった。また、Dekking, Kenyon, Ito-Arnouxらの境界を語のendomorphismとみなす研究を良く理解することも大変に重要である。 また結晶群のタイル張りやその数系の研究、タイル張りの内点集合の連結成分の研究も同時並行的にJ.Luo, J.Thuswaldnerらとともに進めることとなった。
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