• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

MUレーダーとEISCATレーダーによる起源天体別流星数の季節変化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08F08731
研究機関京都大学

研究代表者

中村 卓司  京都大学, 生存圏研究所, 准教授

研究分担者 SZASZ Csilla  京都大学, 生存圏研究所, 外国人特別研究員
キーワード流星フラックス / 大型大気レーダー / 流星ヘッドエコー / 散在流星分布 / 光電波協同観測 / 多点同時観測 / 地球公転軌道
研究概要

●MUレーダー観測によるヘッドエコー観測と飛跡エコー観測の解析準備流星からの電波散乱のうち、高速で移動する流星物質周辺のプラズマによるヘッドエコーと、流星物質の軌道に0.1-1秒残るプラズマ柱による飛跡エコーとについて、とくに本研究では軌道推定精度が非常によく微光な流星の速度・軌道が正確に求まるヘッドエコー観測に焦点を当て、MUレーダーの広いビーム幅(他の大型レーダーの10倍以上)や、干渉計による正確な3次元位置計測を活かした観測モードの検討、解析方法の検討を行ない、解析装置とソフトウェアの整備を行なった。また、信楽MU観測所に出向いてヘッドエコー観測を行い、IPP,、サンプル時間間隔、パルスコードなどを変化されたいくつかの観測モードを試みてデータを取得し、個々の位置データから軌道データを求めた。
●マルチスタティックレーダーおよび光学観測データの解析準備MUレーダー周辺に外部受信機を設置して3点以上で同一流星飛跡を受信することで流星の軌道を決定するための観測を行なった。また、ICCDカメラを整備して信楽MU観測所での高感度光学観測により高度9-10等までの微小流星についてその視速度、視位置を解析する計算機環境とソフトウェアを整備した。国内の東京工業大学、東京大学、日本流星研究会などの観測研究者と連携して協同観測および解析を行なう準備を進めて、実際に観測および解析のための研究打ちあわせを行なった。
以上のように初年度はレーダー観測や解析についての種々の準備や協力研究体制が進展して研究は順調に進行している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Orbit characteristics of the tristatic EISCAT UHF meteors2009

    • 著者名/発表者名
      Csilla Szasz, J. Kero, D. D. Meisel, A. Pellinen-Wannberg, G. Wannberg, A. Westman, T. Nakamura
    • 学会等名
      第5回始原天体研究会
    • 発表場所
      国立天文台、三鷹市
    • 年月日
      2009-02-28

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi