研究課題/領域番号 |
09041001
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 甫 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (90002146)
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研究分担者 |
山田 礼子 プール学院大学, 国際文化学部, 助教授 (90288986)
笹井 宏益 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (10271701)
木村 純 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (90153212)
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
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キーワード | 高等教育 / 生涯学習 / 遠隔教育 / エクステンションスクール / 地域と大学 |
研究概要 |
1.アメリカ合衆国における調査 (1)本学の姉妹校である、オレゴン州・ポーランド州立大学において、参与観察、有識者からの聞き取り調査を中心に、高等教育機関と地域社会との連携・協力(Community-University Relationships")を具体化し、いっそう促進するための方法、手だてなどを調査した。そのさい、重要なことは、高等教育機関と企業社会との関係のみに特化されるのではでない、地域社会の諸資源と大学との入り組んだ、かつ重層的な関連の所在であり、その関連をさらに拡げ深めようとしている大学側の強固な‘意志'の存在であった。 (2)アメリカ西海岸において、オレゴン州の南に位置するカリフォーニア州は、《現代社会》の転換を特徴づける「高齢社会」「多文化化社会」「情報化社会」が重層している地域である。とくにロサンジェルス市はその典型である。そしてカリフォーニア大学ロサンジェルス校は、そのエクステンション・スタディズを介して、地域社会の諸問題を学問的課題として取り組んできたが、そのさいディパートメントを超えたエリア・スタディズとして、最近は学内横断的な研究教育機関(School of Public Policy & Social Research)として、‘Interdisciplinary'な領域の開発に挑戦している。 タイにおける調査。 総合大学として歴史の古いチュラロンコン大学、タマサート大学と産業構造高度化との関係ではわが国との連携を見られるが、教育大学として出発したスリナカーリンウィロット大学における生涯学習への取り組み、そしてスコータイ・タマサート・オープン・ユニヴァーシティを中心とする遠隔教育には、ヨーロッパ文化を土着化してきた歴史的伝統を見いだすことができる。
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