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1998 年度 実績報告書

環太平洋における現代都市空間と国家と宗教の意味について

研究課題

研究課題/領域番号 09041003
研究機関筑波大学

研究代表者

荒木 美智雄  筑波大学, 哲学・思想学系, 教授 (60103032)

研究分担者 古田 博司  筑波大学, 社会科学系, 助教授 (00209181)
妹尾 達彦  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (20163074)
池上 良正  筑波大学, 哲学・思想学系, 教授 (60122925)
KLEINSCHMIT ハラルド  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (60225240)
キーワードボーダレス化 / コロニアリズム(植民地主義) / 宗教学的意味 / 世界の中心 / 歴史と構造 / 国民国家 / コスモス / 王権
研究概要

国家や文化の枠組みを超えたボーダレス化と呼ばれる状況は、20世紀末の世界においてますます顕著になっている。世界の大都市における人口集中と、多民族・多文化・多宗教社会の形成は、情報化や市場経済の展開と相俟って、アルカイックな都市・国家の構造をある程度の継承を認めながらも、従来とは異なる新しい共同体の誕生を促し、都市空間や国家に宗教の構造的変革をもたらしている。
本年度は、昨年度のアジア、アメリカの海外調査の成果をもとにさらなる調査を行った。東アジア地域においては、中国、韓国、フィリピン、インドネシア、タイで調査を行った。中国のアルカイックな宗教的都市空間とその現代への構造的な継承についての研究を荒木、妹尾が行った。韓国の風水に関しては荒木、古田が、都市のキリスト教に関しては池上が調査を行った。フィリピンのコロニアリズムの都市空間と現代民衆宗教に関して荒木、バウゾン、笹尾が、また併せて荒木はインドネシアとタイの調査を行った。なお、クラインシュミットはイギリスの公文書館・図書館でシンガポールについての資料調査を行った。アメリカ地区に関しては、アメリカの現代都市空間の宗教的意味と都市の宗教に関して、荒木、笹尾、ロング、サリヴァン、オルポナが、またメキシコのアルカイックな国家・宗教的都市空間に関して、カラスコとアーノルドが調査を行った。
昨年度に引き続き、担当地域の資料の収集や実地調査が主体となり、この点では一定の成果を得ることが出来た。またアメリカで現地の研究分担者全員と荒木、笹尾が合流し、研究集会をもった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 荒木美智雄: "都市空間の宗教的意味" 宗教哲学研究(京都宗教哲学会).

  • [文献書誌] 荒木美智雄: "世界宗教史IV(日本の民衆宗教)" 筑摩書房, 600(40) (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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