研究分担者 |
JACEK Wan ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 研究員
ZBIGNIEW Tay ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 準教授
STANISLAW Mi ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 教授
田村 均 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40201628)
斉藤 享治 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (60170495)
|
研究概要 |
本年度は3年計画の初年度にあたるため,ポーランド側研究分担者とともに広くポーランド全土の歴史的都市と地域についてジェネラル・サ-ヴェイをおこない,おもにワルシャワで今後の共同研究の効果的な推進にとって必要な資料収集と研究打ち合わせを実施した。 斎藤は,オドラ川中上流地域の都市基盤と景観変化について調査をおこなった。山本・斎藤・田村・ミシュタル・タイロル・ヴァンは,ヴィスワ川中上流域とカルパティア山麓地域の中小都市および農村集落の景観変化について,実態調査と現地討議をおこなった。また,山本・斎藤・田村・ミシュタル・タイロル・ヴァンは,ヴィスワ下流域およびマズ-リ湖沼地帯において,市場経済下における観光産業の変化と産業遺跡の現状と保存について実態調査をおこなった。それらの現地調査をふまえて,山本・斎藤・田村・村上は,ポーランド側研究分担者のミシュタル・タイロル・ヴァンと総括的な討議を実施し,今後の共同研究について意見交換を行った。さらに山本・田村・村上は,おもにワルシャワで科学アカデミー地理学研究所・ワルシャワ大学・測地学・地図センターなど関係機関において資料収集をおこなった。 基礎資料の収集では,既存の5万分の1地図にくわえて,2万5千分の1地形図(既発表分),10万分の1地方図,ポーランド各地の都市図・主題図多数,ポーランド関係地図帳などを収集し,今後の調査に備えた。 初年度の研究成果の一部は,『埼玉大学教育学部地理学研究報告』第17号(1998)に収録した。
|