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1998 年度 実績報告書

アムール・サハリン地区の「危機に曝された」諸言語文化の調査と記録

研究課題

研究課題/領域番号 09041009
研究機関千葉大学

研究代表者

金子 亨  千葉大学, 文学部, 教授 (20008949)

研究分担者 風間 伸次郎  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50243374)
津曲 敏郎  北海道大学, 文学部, 教授 (80113588)
周 飛帆  千葉大学, 外国語センター, 助教授 (80270867)
中川 裕  千葉大学, 文学部, 助教授 (50172276)
荻原 眞子  千葉大学, 文学部, 教授 (00129074)
キーワード言語調査 / 少数先住民族 / 北方ユーラシア / ニヴフ / ネギダール
研究概要

今年度は、ロシア連邦ハバロフスク州のアムール河河口地域の2少数民族の言語調査を行った。金子以下、タクサミ、ロクの3名は、ニコラエフスク市周辺及び、カリマ村において、ニヴフ語の調査を行い、言語資料を音声及び映像によって収集した。さらに、この地域におけるニヴフ民族の社会言語学的調査も行った。
一方、津曲、風間、ぺヴノフ、ハサノヴァの4名は、主として、マーガ村に滞在して、主にこの地に居住する極少数民族である、ネギタールの言語資料を収集した。これは、我国では初めての調査であって、その音声資料は貴重なものである。この2つの班は、ニコラエフ市の少数民族文化センターと交流して、将来の研究のために礎石を築いた。
なお、他の研究分担者の中川、佐藤、周の3名は、日本国内において、ニヴフ語、ネギタール語の言語研究を行った。さらに、荻原は、アイヌ資料を、グラーフは、音声学的調査をそれぞれ行い、次年度は、この調査結果を基に、研究のまとめを行うものである。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 金子 亨: "ニヴア語抱合論争" ユーラシア言語文化論集. 2. 1-40 (1991)

  • [文献書誌] 中川 裕: "Мцроьоззрекше ацлцу ц цх уёкое тъорчесгво" Фоцькцор. Цоцплексна2 Текстологц2. 222-231 (1998)

  • [文献書誌] 風間伸次郎: "ナーナイの民話と伝説(著書)" ツングース言語文化論 12. 179 (1998)

  • [文献書誌] 荻原眞子: "ユーラシアに舞う「絵姿女房」" ユーラシア言語文化論集. 1. 139-157 (1998)

  • [文献書誌] 津曲敏郎: "ニブフ語,ウィルタ語,アイヌ語の名詞並列構造" 環北太平洋の言語(津曲・宮岡編). 3. 131-142 (1998)

  • [文献書誌] 周飛帆: "Japanese left behind in China" 言語文化論叢. 4. 1-4 (1998)

  • [文献書誌] 金子 亨: "先住民族言語のために" 草風館, 320 (1991)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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