研究分担者 |
洪 政国 日本IBM(株), 東京基礎研究所, 課長
村上 征勝 統計数理研究所, 教授 (00000216)
八村 広三郎 立命館大学, 理工学部, 教授 (70124229)
安永 尚志 国文学研究資料館, 教授 (20017411)
小沢 一雅 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (40076823)
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研究概要 |
本研究は3年間の予定であり,今年度(第2年度目)は主として以下のようなことを行った。 (1) 国外における博物館・美術館におけるデータベース構築状況,資料の電子化などについてのアンケート調査。 (2) オーストラリアの博物館・美術館8館を訪問し,電子化の状況に関する実態調査を行った。 (3) 米国で開催された"Museum and Web 1999"に参加し,博物館・美術館における電子媒体を通じての情報発信,データベースの構築状況について,研究者との意見交換,共同研究などの可能性について検討した。 これらの調査研究,討議の中で,問題となったのは,以下の3点である。 (1) 画像のデータベース化を進める上で,共通の分類基準の必要性があるが,現在確固たる基準がない。 (2) 構築されたデータベースの共有が,とくにインターネットなどによる利用が促進されるベきであるが,そのための国際的なルールづくりが必要である。 (3) 日本からの情報発信が圧倒的に少ない。 今後は,これらの問題を中心に研究を進めていくとともに,国際的な協力態勢づくりをめざしていく計画である。
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