研究概要 |
●1997(平成9)年度 博物館・美術館における電子化の現状を調査するための派遣と研究打ち合わせのための研究者招聘を中心に研究を進めた。また,博物館や美術館のホームページから基礎資料を収集した。 派 遣 (1)安永尚志:デジタルミュージアムに関する調査(オーストリア,ハンガリー) (2)及川昭文:美術館における電子化に関する調査(オーストリア,イタリア) 招 聘 (1)ニコラス・ピータソン(オーストラリア国立大学):狩猟採集民族資料の電子化に関する調査研究及び意見交換 (2)レイモンド・ベジナ(ケベック大学):美術資料の電子化に関する調査研究及び研究打合せ ●1998(平成10)年度 初年度の調査結果等をふまえて海外の博物館・美術館を対象に電子化に関するアンケート調査を行った。また,比較的情報が不足しているオーストラリアの博物館・美術館における電子化の現状調査を行った。 派 遣 (1)及川昭文,斉藤雅,安井亮:電子化の現状調査(オーストラリア) (2)及川昭文,八村広三郎:Museum and Web Conference に参加し,情報収集,研究者との意見交換を行った。(米国) ●1999(平成11)年度 最近活発になった博物館・美術館の電子化データの教育利用を重点的に調査するとともに,これまでに実施したアンケート調査や現状調査,招聘研究者との討論などをもとにして,これまでの研究成果を報告書にまとめた。 派 遣 (1)及川昭文:電子化の現状調査(米国,カナダ,ドイツ) (2)八村広三郎,安井亮:International Cultural Heritage Informatics Meetingに参加し,情報収集,研究者との意見交換。また、Institute of Museum and Library Servicesを訪問し,その活動内容について調査,意見交換を行った。(米国) 招 聘 (1)ヴァネッサ・マック(シドニー大学),デス・ビチェリー(オーストラリア・パワーハウス博物館),ドミニク・マーシャル(オーストラリア・KE ソフトウェア):シンポジウム「じんもんこん2000」 (1999.9.17-18 に国立民族学博物館で開催)に参加し,オーストラリアの博物館・美術館における電子化の現状を報告するとともに,研究者との意見交換を行った。
|