研究課題
国際学術研究
1.英国における大学院と学部の関係を理論と政策の両面から検討した。2.英国における予備調査の実施 - 英国側研究者の協力を得てアンケートを作成し、事前に意見をまとめておいてもらうため、英国へ調査研究に行く約2ヵ月前に面談をお願いする方々へ送付した。3.上記2のアンケートをもとに、特定大学を対象とする面接法による意識調査 - イングランドとウェールズの主要大学を対象に、面接法によるインタヴユ-- を実施した。大学副学長6名、教授陣12名、また行政側、つまり行政代表のイギリス教育雇用省との面談を実施した。今回は非常に幸運なことに、教育大臣ブランケット氏の直属の官僚で、地位の高さでは3本の指に入る高等教育課の課長であるトニ-・クラーク氏とのインタヴユ-を行うことができた。また消費者側を対象としてオックスフォード大学・大学院院生との聞き取りを行った。4.イギリスでただ一つの私立大学であるバッキンガム大学の副学長と面談できたことも有意義なことであった(学長はサッチャー元首相)。5.関係資料、政府の政策文書(白書、緑書)、政党の声明文、主要文献、図書、雑誌、新聞等も予算の関係上、十分とは言えぬまでもかなりの量を収集することができた。6.イングランドとウェールズの全大学のプロスペクタス(学部・大学院案内)を収集した。7.現在、インタヴュー集を作成中であると同時に、日本の高等教育にとって有益な人々を本研究の招聘人数より多く、来年日本へ招き、シンポジウムを開催できぬものかと、資金面の段取りを考慮している。
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