研究課題/領域番号 |
09041026
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
赤嶺 政信 琉球大学, 法文学部, 教授 (40192893)
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研究分担者 |
川平 博一 琉球大学, 留学生センター, 教授 (20045165)
豊見山 和行 琉球大学, 教育学部, 助教授 (40211403)
森田 孟進 琉球大学, 法文学部, 教授 (40045167)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 琉球 / フランス人宣教師 / セシール提督 / パリ外国宣教会 / シャルル・アグノエル / 流仏条約 / フランス・インドシナ艦隊 / 琉球古典焼き |
研究概要 |
(1)パリ外国宣教会古文書館に所蔵されている琉球に滞在した宣教師の書簡をはじめとした関連資料のほぼすべてを確認し、複写資料として収集し、それらの翻刻作業を完了させ、一部についてはその日本語訳を報告書に掲載することができた。研究分担者のパトリック・ベイヴェール氏は、宣教師の書簡類を整理してそれに詳細な解説を付したかたちで出版予定であり、将来的にはそれが日本語へ翻訳されることが期待される。 (2)パリ国立図書館、フランス国立古文書館、古書店などにおいて、琉球に関する古地図、図書、雑誌、カタログなどの資料を、マイクロフィルム、複写資料、その他のかたちで収集した。 (3)1930年に沖縄を訪問しているフランスの日本学者であるシャルル・アグノエルの沖縄での調査ノート6冊がCollege de France図書館に所蔵されていることを確認し、それを複写資料のかたちで収集し、その一部を報告書に掲載することができた。今後、そのノート資料の全部が翻刻され日本語に翻訳されて公開されることが期待される。 (4)フランスのインドシナ艦隊を率いるセシル提督と琉球側との運天港での交渉の際、艦隊に乗り込んでいた海軍中尉の肩書きをもつ人物によって描かれた水彩画を発掘し、それを報告書に掲載することができた。 (5)フランス国立人類博物館所蔵の沖縄陶器の存在について確認し、それの実測調査をおこなったうえで写真資料として収集した。
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