研究課題/領域番号 |
09041035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学(含仏教学)
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
真田 康道 佛教大学, 文学部, 教授 (90066415)
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研究分担者 |
切畑 健 大手前女子大学, 文学部, 教授 (80000363)
井上 正 佛教大学, 文学部, 教授 (00000365)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 第二回ニヤ遺跡研究発表会 / ニヤ出土染色工芸品 / N5寺院出土仏教壁画 / 尼雅川々床 / 衛星写真解析 |
研究概要 |
平成11年3月21日・22日の2日間にわたって、日中共同による尼雅遺跡学術調査の第二回研究発表会(第一回は平成10年、京都・佛教大学大学四条センターにて開催)を中国、新疆ウイグル自治区ウルムチ市環球飯店ホールにて開催し、日中それぞれ7名ずつの代表者が発表した。 この研究発表会に合わせて、切畑健教授は、ウルムチ考古研究所に保存の尼雅遺跡出土文物の調査を一日問おこなった。切畑教授は、平成9年度・10年度にわたって、すでに2回同研究所を中心に、ニヤ出土染色工芸文物(染色織物)の調査研究を行ってきたが、今回がその研究の一応最終となるものであった。 井上正教授は、ニヤ遺跡内のN5寺院出土壁画の研究を平成9年度・10年度にわたってウルムチ考古研究所を中心に実施してきたが、仏像・菩薩像壁画(断片)の特徴や歴史的流れを明確にするためには、タリム盆地内に存在するベゼクリク千仏洞・キジル千仏洞・クムトラ千仏洞その他千仏洞内に見られる壁画との比較研究を実施する必要性から、平成9年度・10年度にこれらの課題を実施してきた。今回のウルムチでの研究発表会に参加後、キジル千仏洞・クムトラ千仏洞その他の千仏洞内における仏教壁画を調査しニヤ出土の壁画と比較研究材料を集めた。また、遺跡分布調査を担当する真田康道は、第二回研究発表を基礎として、ニヤ遺跡衛生写真を解析することによって尼雅川々床と遺跡との関連性を解明する手がかりをまとめた。
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