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1998 年度 実績報告書

科学系博物館における科学教育システムに関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041039
研究機関静岡大学

研究代表者

大堀 哲  静岡大学, 情報学部, 教授 (30169057)

研究分担者 北山 大樹  国立科学博物館, 植物研究部, 研究官 (20270407)
小原 巌  国立科学博物館, 教育部, 室長 (60259992)
浅井 孝司  国立科学博物館, 普及部, 課長 (10300683)
吉武 弘喜  国立科学博物館, 教育部, 部長 (50291951)
武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
キーワードインフォーマルサイエンスエデュケーション / 科学系博物館 / ナショナルカリキュラム / 大衆のための科学理解 / 科学教育プログラム / 博物館支援組織
研究概要

本年度の調査研究では、インフォーマルサイエンスエデュケーションの観点から、前年度のアメリカの調査に引き続き、ヨーロッパの科学系博物館の教育活動の実態と博物館を支える組織について調査した。その分析の結果以下のようなことが明らかになった。
(1) 博物館における教育活動一般について
各博物館において教育プログラムは多種多様に用意され、しかも対象年齢が厳密に決められて運営されている。実習活動よりは展示室内おける教育活動に重点を置いている。特にイギリスにおいてはナショナルカリキュラムとの関連性を持たせた展示解説シート等の教材が開発されている。
(2) 博物館と学校等との連携について
学校と各博物館との連携は、日常的に盛んに行われている。児童・生徒を対象にしたものとその指導者である教師を対象にしたプログラムの2つに大別される。前年度のアメリカの博物館における調査で明らかになったアウトリーチ活動やインタープログラム等はあまり見られなかった。むしろ、いかに博物館を効果的に利用してもらうかといった視点で教師等の青少年教育の指導者に対する教育プログラムの充実が図られている。
(3) イギリスの博物館を支える組織について
科学系博物館イギリス国内の科学教育政策を支えているのが王立協会や王立研究所である。前者は大衆のための科学理解の促進を目指しており、ロンドンの科学博物館など複数の教育研究機関を巻き込んだ大がかりなプロジェクト(COPUS)を実施している。このように科学教育プログラムや展示開発において、博物館支援組織が果たす役割が近年きわめて重要になってきている。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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