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1999 年度 実績報告書

科学系博物館における科学教育システムに関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041039
研究機関静岡大学

研究代表者

大堀 哲  静岡大学, 情報学部, 教授 (30169057)

研究分担者 小原 巌  国立科学博物館, 教育部, 室長 (60259992)
吉武 弘喜  国立科学博物館, 教育部, 部長 (50291951)
武村 重和  広島大学, 情報学部, 教授 (70112159)
小川 義和  国立科学博物館, 教育部, 文部技官 (60233433)
古谷田 明良  国立科学博物館, 教育部, 文部技官 (70290864)
キーワードインフォーマルサイエンスエデュケーション / 科学系博物館 / ナショナルカリキュラム / 博物館と学校との連携 / 科学教育プログラム / 博物館支援組織
研究概要

本年度の調査研究は、昨年までの欧米における科学系博物館の教育活動と博物館を支える組織についての調査で不十分であった点を再確認し、カナダ、オランダの学校教育との連携について調査を行った。再調査はイタリア、アメリカの博物館を支える組織、イギリス、フランスにおける博物館の教育活動についておこない、また新たにカナダ、オランダの博物館を調査した。なお、イギリスにおける学芸員専門研修に参加し学校教育と博物館との連携の状況を体験し、イギリスの教育プログラムの進め方を見聞する機会を得た。主な調査内容は以下のとおりである。
1.欧米における科学系博物館の博物館を支える組織について
博物館を支える組織の一つとしてのボランティア組織について欧米の実態調査を実施した。その結果、アメリカではボランティアシステムを積極的に導入し利用者の学習支援を中心に協力を得ているのに対し、ヨーロッパではイギリス以外はそれほど積極的な活動が見られなかった。またアメリカの活動組織の内容等も調査した。
2.博物館における教育活動一般について
各国の博物館において教育プログラムは多種多様に用意され、しかも対象年齢が厳密に決められて運営されている。実習活動よりは展示室内おける教育活動に重点を置いている。特にイギリスにおいてはナショナルカリキュラムとの関連性を持たせた展示解説シート等の教材が開発されていおり、学芸員専門研修においてそれは更に明白になった。
3.博物館と学校等との連携について
学校と各博物館との連携は、日常的に盛んに行われている。児童・生徒を対象にしたものとその指導者である教師を対象にしたプログラムの2つに大別されていることが確認できた。また、アメリカとヨーロッパの博物館におけるアウトリーチ活動やインタープログラムの比較、教師等の青少年教育の指導者に対する教育プログラムの比較を行うことができ、今後の我が国の博物館における科学教育の方向性を考えることができた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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