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1999 年度 実績報告書

在欧日本史料の所在と現状に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 09041040
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

高木 俊輔  国文学研究資料館, 史料館, 教授 (90022186)

研究分担者 安藤 正人  国文学研究資料館, 史料館, 教授 (90113422)
丑木 幸男  国文学研究資料館, 史料館, 教授 (60223525)
鈴江 英一  国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30259999)
大友 一雄  国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (30169007)
山田 哲好  国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (70220390)
キーワード日本史料 / 記録文書 / アーカイブズ / ドイツ / オランダ / フランス / イギリス / イタリア
研究概要

研究計画の最終年度である平成11年度は、オランダ、ドイツ、イギリス、ベルギーにおいて調査を継続するとともに、新たにスペインとポルトガルで調査を実施した。イタリアの補充調査は担当者の健康上の理由により実施することができなかった。
オランダでは、初年度から重点を置いてきたオランダ外務省情報システムサービス局図書館情報部所蔵オランダ軍情報部(NEFIS)文書の調査を今年度も2度にわたって行い、約4000ファイルの調査をすべて終了した。今年度はノートパソコンを持参して作業の効率化を図った。ドイツ、イギリスの調査はいずれも補充的なものであるが、貴重な日本関係史料の存在が確認された。
スペイン、ポルトガル、ベルギーにおいては概要調査を行い、日本史料に関する情報を入手したが、時間の制約上、本格的な調査は将来に持ち越さざるを得なかった。
3年間の研究期間中に収集したデータは、まとまったものについては今年度の調査研究諸費でほぼデータベース化を完了した。とくに大きいのはオランダ外務省所蔵のNEFIS文書である。ただし国文学研究資料館史料館の史料所在情報データベースSINDBADとはまだ連動しておらず、今後の課題として残されている。
本研究のもう一つの成果は欧州の資料専門家との人的交流の拡大である。さいわい欧州には図書館などで活躍する日本資料専門司書を中心にしたヨーロッパ日本情報専門家協会EAJRSが数年前から活発に活動しており、図書館を基盤とした情報ネットワークを築きつつある。これらの方々との連携はかなり深まったが、やがては文書館(アーカイブズ)の世界にもこのような日本資料専門家が育ち、そのネットワークが育つことを期待したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 横山伊徳: "公文書館システムについて"人文学と情報処理. 23号. 46-52 (1999)

  • [文献書誌] 横山伊徳: "日本における地図の近代化"歴史地理教育. 605号. 28-36 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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