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1999 年度 実績報告書

EUにおける言語文化政策と多文化国家ベルギーにおける異文化接触の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 09041047
研究機関北海道大学

研究代表者

伊藤 直哉  北海道大学, 言語文化部, 助教授 (60261228)

キーワードEU / ベルギー / 言語文化政策 / ステレオタイプ / 異文化接触
研究概要

最終年度に当たる本年度は、前年度の本アンケート結果をデータベース化し、データの分析と考察が行われた。
データは、まずクロス分析が行われ、三つの被験者グループ(フランデレン地区被験者、ワロン地区被験者、ブリュッセル地区被験者)ごとの集団特性が抽出された。
また、異文化接触に起因したステレオタイプを抽出するため、各集団間のオート・ステレオタイプ(自己集団のイメージ)、ヘテロ・ステレオタイプ(他集団のイメージ)が品質形容詞により抽出され、各集団間の特性が記述された。
EUが推進する言語文化政策に対応する形で進められているベルギー連邦化の言語文化政策のモデル化を進め、EUの目指す政治レベル、文化レベルでの総合プロセスの原型が、ベルギーの連邦化モデルと対応関係にあることが検証された。
よって、将来、EUレベルで展開する異文化接触に起因する集団間のステレオタイプの形成に、ベルギーの異文化ステレオタイプモデルの応用が可能となり、異文化接触に起因した軌轢、紛争問題解決のモデルケースとなり得る可能性が大きいという結論が導き出された。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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