研究課題
国際学術研究
ドイツ、イギリス、フランス、オランダを始めとする西ヨーロッパ諸国は、1960年代から多くの移民労働者を受け入れてきた。彼らの多くは現在、家族と共に定住している。トルコ、マグリブ諸国、パキスタン等からの移民にはイスラーム教徒が多く、彼らのイスラーム復興の動きは1980年代から顕著となってきた。本研究では、移民のイスラーム復興運動の実態を解明し、その背景となる社会、経済、文化、政治的要因を分析した。その結果、受け入れ国側の移民政策、政教分離政策を始め、受け入れ国の国家としての基本原理がイスラームといかなる関係にあるかによって、移民のイスラーム復興運動の様態が大きく変化することが明らかとなった。
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