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1998 年度 実績報告書

NAFTAでの日系自動車メーカーによる国際事業展開の経済・社会環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041074
研究機関東北学院大学

研究代表者

小柴 徹修  東北学院大学, 経済学部, 教授 (20048812)

研究分担者 ROBERT Olson  Polestar Associates Whitworth College, Researcher
TOD Rutherfo  University of Waterloo Environmental Stu, Associate
PAUL Parker  University of Waterloo Environmental Stu, Associate
SANFORD Dani  Whitworth College Graduate Program, Director P
キーワードNAFTA / 対外直接投資 / 日系自動車・同部品メーカー / 産業内貿易 / 通商摩擦 / グロカリズム / グローカル戦略
研究概要

今年度は日本で自動車メーカーおよび系列企業の調査研究をおこなった.その内容は以下のとおりである。
l 調査・インタビューした企業は、本社に関してはトヨタ自動車、三菱自動車工業、富士重工業、および本田技研工業である.また,工場および系列企業に関してはトヨタ自動車堤工場、デンソー、三菱自動車工業岡崎工場、タチエス、本田技研工業狭山工場、日産自動車九州工場である。
2 日本の自動車メーカーの国際事業展開は新たな時期に差しかかっている。米国をはじめとする先進市場経済にあっては車の新規需要がほぼ頭打ちの状態にある。中国を中心とする新たな市場が注目されているが、まだ実需をともなうかたちで事業計画を実施する段階ではない.国内の景気が落ち込んだままの状態で米国を中心とするNAFTAで事業展開している日系自動車メーカーは、米国ビッグ3との過激な競争にたたされている。
3 複数の日本の自動車メーカーは米国、欧州、日本を中心とするアジアの3極構造で、製品開発から販売までをてがけているが、日系企業にとっては日本式経営スタイルの現地化の進展に係わる問題に加え、現在ならびに今後のキーポイントとして2つのことがもっとも重要である.第1は、技術改良・開発であり、とくにエンジン廻りでの技術の改良が急務である.第2は、環境保護を視野に入れた事業展開が強く求められている.
4 上で述べた技術改良・開発に関しては、単に省エネルギーを探求するだけに止まらずに、クリーンなエンジンをいかに効率的にしかも経済的につくるかが、今後の企業の生き残りのスレッシホールドとなる。また社会環境問題に関しては、生産の場においてISO基準をどの程度クリアするのか、さらに環境保護を推進するために廃車からの回収資源の再利用をどの程度具体化できるかが重要なポイントとなる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小柴徹修: "NAFTAにおける日系自動車メーカーの事業展開:カナダの事例" 東北学院大学論集・経済学. 140号. 63-88 (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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