研究分担者 |
味村 周平 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10273575)
丸山 浩一 東京大学, 原子核科学研究センター, 助手 (50114658)
玉江 忠明 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10124174)
須田 利美 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30202138)
岸本 忠史 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90134808)
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研究概要 |
この研究では,8GeV電子蓄積リングでレーザー逆コンプトン散乱によって作られるマルチGeV偏極γ線をプローブとして用い,ハドロンやハドロン多体系(原子核)のクォーク構造,グルーボール構造,マルチクォーク構造等の解明をする.これにより核子を含むハドロンおよびその複合系の構造を,基本的素粒子であるクォークの立場から理解することが目的である.本研究では特に8GeV電子蓄積リングでレーザー逆コンプトン散乱によって造られるマルチGeV偏極γ線をプローブとしてハドロン多体系の構造を解明することを目指している. 本年度は,その実験的研究を本科研費予定年度内に開始するためにブルソクヘブン研究所,トーマスジェファーンン研究所およびマインツ大学で実験装置に関する調査を行った.特に高エネルギー中間子の測定について,これら研究所スタッフと実験・議論を行った(岸本,味村,前田,須田).丸山はマルチGeV偏極γ線を用いた核物理実験の中心課題の一つである2粒子相関実験についての招待講演を行った. 現在レーザ逆コンプトン法を用いた実験装置の開発がSPring8レーザー電子光プロジェクトとして,平成11年実験開始を目標に,内外の研究機関・大学を中心に精力的に行われており今回の学術調査の成果が大きく反映されている.
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