研究課題
国際学術研究
田村は、アングロオーストラリア天文台の赤外望遠鏡を用いて、プロト惑星状星雲の近赤外線波長における高解像度かつ精密な偏光撮像観測を行い、偏光データを取得した。出口は、オーストラリア国立大学2.3m赤外望遠鏡を用いて、300個のIRAS天体にJHKバンドでのイメージング観測を行い、その位置を一秒角の精度で、またその明るさを0.05等級の精度で求め、距離を計算した。若松は、アングロオーストラリア天文台の望遠鏡を用いて、8個の銀河団に属する720個の銀河のスペクトルの観測を行い、銀河団の構造を明らかにした。安部は、チリ・ヨーロッパ南半球天文台の2.2m望遠鏡を用いて、地球近傍小惑星Nereusの観測を行い、この小惑星の自転周期が15.1時間であることを明らかにした。土橋は、チリ・ラスカンパナス天文台の電波望遠鏡を用いて、コンパス座の星間分子に対して一酸化炭素分子輝線による分子分光観測を行い、同分子雲の空間的な広がりや速度構造を明らかにした。また、4個の分子流天体を発見し、同分子雲内部での活発な星形成活動を証拠づけることができた。小川は、チリ・ラスカンパナス天文台の電波望遠鏡を用いて、大小マゼラン星雲の観測を行い、その内部の星生成領域の物理的メカニズムを明らかにした。比田井は、米国・ケック望遠鏡を用いて、QSO及び、QSOと関連する金属欠乏星のスペクトルを観測し、6個のQSOと2個の金属欠乏星について分解能34000のスペクトルを得ることができた。大石は、スウェーデン・オンサラ電波望遠鏡を用いて、銀河系内の20個の大質量生成領域において新星間分子エチレンオキサイドとアセトアルデヒドの探査を行い、アセトアルデヒドが星間塵表面から蒸発していることを明らかにした。
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