研究分担者 |
尾本 惠市 国際日本文化研究センター, 教授 (10011503)
湯浅 勲 鳥取大学, 医学部・法医学, 講師 (00093633)
植田 信太郎 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授 (20143357)
寶来 聰 国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 助教授 (40126157)
徳永 勝士 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40163977)
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研究概要 |
今年度は,研究代表者の斎藤成也と各研究分担者が,以下の調査研究を行った。 (l)岩田礼が,8月から9月にかけて,中国中央部の方言境界に関する調査研究を現地で行った。この研究は,徐州師範大学中文系の蘇暁青副教授と共同で行われたものである。 (2)斎藤成也と植田信太郎が9月に北京と西安を訪れ,西安近郊の集団から採血した。この調査には,中国側研究分担者である金鋒,袁義達,張志欣のほかに,日本から研究協力者として王瀝,北野誉,岩本和也が参加した。北京では中国側の研究分担者である金鋒,袁義達,張志欣と研究連絡を行った。また,古代DNA研究の今後の標本収集について,中国社会科学院の韓博士と意見交換を行った。 (3)斎藤成也と湯浅勲が11月に北京と長沙を訪れ,長沙近郊の集団から採血した。北京では中国側の研究分担者である金鋒,袁義達,張志欣と研究連絡を行った。 (4)宝来聴,徳永勝士が11月に北京と昆明を訪れ,昆明近郊の集団から採血した。北京では中国側の研究分担者である金鋒,袁義達,張志欣と研究連絡を行った。 (5)中国側の研究分担者である金鋒,袁義達,張志欣がそれぞれ12月,1月上旬,1月中旬に日本を訪問し,東京大学と国立遺伝学研究所を訪問して,日本側と研究連絡を行った。特に金鋒氏が中心に行っている中国におけるこれまでの遺伝的多型に関する研究の総合的解析について斎藤成也と意見交換を行ったほか,袁義達氏が中心になって行っている中国の苗字分布の歴史的変遷についての研究の進展状況について詳しい意見交換を行った。
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