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1997 年度 実績報告書

マダガスカルにおけるゴンドワナ系の古生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041119
研究機関(財)進化生物学研究所

研究代表者

西田 誠  財団法人 進化生物学研究所, 古生物学研究室, 室長 (40009428)

研究分担者 RASOAMIARAMA アルマン  アンタナナリブ大学, 理学部, 教授
早川 浩司  三笠市立博物館, 主任研究員
真鍋 真  国立科学博物館, 地学研究部, 研究官 (90271494)
吉田 彰  (財)進化生物学研究所, 植物学第一研究室, 室長 (70090933)
キーワードマダガスカル / ゴンドワナ系 / 植物化石 / 首長竜 / アンモナイト
研究概要

まず全隊でマダガスカル南西部のペチオキに入り、1973及び75年に国立科学博物館の調査隊が発見し、未発掘のままだった首長竜の発掘を行った。その結果、全身の約50%にあたる1個体に属する骨骼を発掘することができた。化石は固い砂岩に含まれていたので母岩ごと採取し、現在クリーニング作業中である。尚、従来この地層は下部白亜系とされていたが、首長竜と併産したアンモナイト化石から上部ジュラ系であることが示唆された。
その後は動物化石班と植物化石班に分かれ、動物化石班はベチオキの南のアンダミラミ-付近で三畳系の新たな化石産地を発見し、小型の水生爬虫類、樹幹の鉱化化石、グロッソプテリスの葉の印象化石を採集した。水生爬虫類は現在研究中であり、樹幹化石は針葉樹のものであることがわかり同定作業中である。この地域からは次年度調査でさらなる成果が期待できる。
植物班は中西部のマラインバンディに移り、従来から知られていたザンジナの他に新たな二畳系の植物化石産地を発見し、多数の樹幹の鉱化化石を採集できた他、若干の植物圧縮化石を得た。植物圧縮化石包含層は多種類の保存の良い化石を産出するので次年度調査の成果が期待ができる。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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