研究課題/領域番号 |
09041133
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 学術情報センター |
研究代表者 |
根岸 正光 学術情報センター, 研究開発部, 研究主幹 (90114602)
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研究分担者 |
杉本 重雄 図書館情報大学, 図書館情報学部, 助教授 (40154489)
細野 公男 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (50051628)
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80143551)
宮澤 彰 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80099928)
井上 如 学術情報センター, 副所長 (50114385)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 電子図書館 / 学術情報 / 全文データベース / SGML / 標準化 / メタデータ / 研究動向 / 日本情報 |
研究概要 |
電子図書館は、近年に至って多数の実用的システムが構築され、国際的に普及しつつある。こうした電子図書館の広がりは、学術情報一般の電子化をより一層促進し、これが学術情報の流通や利用形態等、全般にわたって大きな影響を及ぼしつつある。本調査研究では、電子図書館の拡大を背景とした学術情報の国際的動向に着目し、各国における電子図書館システム等の実態調査を始め、学術情報関連の研究開発や標準化に関する動向調査を実施し、また、学術情報の利用形態に関する比較調査、研究動向・研究評価に関わる調査等を実施する。本研究は、これらの問題関心を念頭に,主として訪問調査の手法により調査研究を展開し、わが国の学術情報システムの国際的な位置づけと将来的な方向性を見出すこと、またその高度化と国際化に資することを目的とするものである。 本調査研究の課題は多岐にわたるが、電子図書館については、その技術的側面のみならず運営面や社会的側面も含めて、大学、出版者等に対する調査を行った。電子図書館に関連して、全文データベース、マルチメディア・データベースに関連する調査が必要で、ここではSGML/XMLやDublin Coreといった標準化の動向もあわせて調査分析した。学術情報センターの電子図書館サービスNACSIS-ELSの海外展開に関連して、海外における日本情報への需要動向把握のための調査を行った。また、学術情報の電子化に呼応するべき学術情報一般の需要動向分析、さらに学術研究自体の動向分析のために、その手法であるビブリオメトリックス的研究や科学政策の動向調査も合わせて行っている。また、情報学研究所の設立準備が進展する中、欧米での情報学研究の実態分析のための調査を実施した。本調査研究は、これらの複合的課題に対して効率的に実地調査を遂行し、その結果を調査報告書にとりまとめた。
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